ブログ

━ メカの壺【ENGINE編】

油のヒ・ミ・ツ♡

2013.08.14. Categories: メカの壺【ENGINE編】

OILには鉱物油と化学合成油があるのは知ってると思うが…

その前に国内精製と海外精製の違いはご存知かな?

 

国内の製油所は4ヶ所

海外ブランド品でも日本で流通してるモノはこの4ヶ所で精製されたモノである事が多い

コスト的に海外精製をドラムで運ぶより安く済むからだ

 

日本は資源の乏しい国…

OILの元である原油はタンカーで運ばれてくるだけ

つまりベースOILをチョイス出来ないんだよ

其処で化学合成油の登場となる

 

合成油は原油を一旦分子レベルまで分解して添加剤を加える

だからベースは何でも構わない… 廃油からでも… 駄目だけど…w

添加剤は主に滑らす事を目的としていると言っても良い

だが添加剤ではOILの代わりに成らない壁があるのも事実

ベースOILが粗悪だと対極圧性や密閉性が著しく低下してしまう

国内精製のOILを例えるなら『安い肉に塩ペッパー』

油田を持つ国は原油からチョイスできる

海外精製品は『美味いとこ穫り』

この違いが車の進化に大きく関わってくる

 

国内外のエンジンで大きく違う点は温度にある

サーモスタットを見れば一目瞭然

外車が90℃近辺に対し国産車が70℃近辺

国産は熱膨張を抑え精度を上げクリアランスを狭くしている

乱暴な言い換えかも知れないが

国産エンジンは稼動部を添加剤で滑らす

国外エンジンは稼動部を油に浮かせて泳がす

こんな状態をイメージすると分かり易いだろう

 

日本はこんなにも不利な状況で壊れない車を造り続けてきた

実に素晴らしい技術力だと思う

然し温度を下げてしまうのは戴けないな

行政と各企業で方向性を決めるのだろ~が… 利権目的で正確な情報を国民に隠すのも良くない

国内精製OILを外車に入れて不具合を発生させてしまう元凶だな

 

因みに各国産自動車メーカーの純正OILは何処も鉱物油だよね~

パッケージに記載は無いけどw

確信犯だなコリャ~( ^σ_^)凸

クランクメタルのOILクリアランス

2013.08.18. Categories: メカの壺【ENGINE編】

ここ半世紀くらい車は殆ど進化してないと思っていたが…

古い車ばかりを扱っていると自分自身が化石になってしまうw

 

今までクリアランス調整は+010とか+020のメタルを内燃機屋に渡して其れに合わせ数値を指定してクランクジャーナル自体を切削して貰ってた

つまり内燃機屋さんの腕次第だった訳だが...

最近の車はメタルが千分台で用意されてんのね

(;^σ_^)

【+010⇨10/1000in⇨0.25mm】

 

各メタルのクリアランスにバラつきが有るとOILはどうしても広い方に逃げてしまう

狭い部分は極圧状態に至り易い

これがメタルを傷める最大の原因だね

千分台で微調整できれば此のリスクは相当減る筈

組む方は大変だけど…

 

クリアランスは車種によって違うが

俺は広めにしてOIL管理を徹底する方が良いと考える

基本ブン回したいからねw

大体0.035~0.040mm辺りを狙って組んでるかな

親は狭めで子は広め

レースでもストリートでも壊れた事がないから大丈夫!

(o´∀`)b

マイクロロン論

2013.08.22. Categories: メカの壺【ENGINE編】

マイクロロンについてはネット等で賛否両論あるが…

否定派の多くが取扱い方法を間違えている様に感じる

 

実際に説明書すら読まないで使用する人は多い

とある雑誌のインプレで編集者がマイクロロン注入後すぐに全開走行した結果

洗浄成分でシャバくなったOILによってエンジンを傷めてしまった

挙げ句それを記事にしてしまう愚かしさw

 

通常のマイクロロンには洗浄剤が入っておりOILを柔くする

洗浄後に成分自体が揮発し粘度は回復してマイクロロンが定着する

俺もOILの粘度が下がるのは一時的であっても避けたい

然もコーティングが必要な箇所は洗浄の必要はない

汚れる訳がないw

そこでマイクロロン側と協議した結果

アセンブリールブリカントなる商品を紹介された

 

MC-Ass,Lub

これはペースト状でオーバーホール時に塗布するモノで差し油として使える

 

早速レーシングで実験開始!

クランクメタル・ピストン・シリンダー壁面・バルブステム等々の稼動部全てに塗布

通常の差し油と違って垂れないので組み付けが楽チンチン

(≧∇≦)b

クランキングすると明らかに軽やか

ウィ~ンウ~ィンウ~ィン~が...ウィウィウィ~くらい軽快に回る

(≧∇≦)b

火を入れると...まるでアタリを付けた後の様に吹けが良い

(≧∇≦)b

走行後に全バラしてみる

薄い膜の様なモノが確認でき傷一つない状態

クロスハッチも磨耗していない

驚くのはメタルが新品のまま

直ぐに削れてしまう薄皮一枚まで残っている

スゲェ\(^o^)/スゲェ~

 

こうなると色々実験したくなる♪

マニュアルミッションの組み付けにも使用してみる

特に心配だったシンクロメッシュにも勇気をだして沢山塗ってみたが全く問題なし

滑る様子もなくスコスコ入る

元々が面ではなく点で摩擦をかけシンクロさせるのだから関係ないか...w

磨耗させない事の方が重要だな

 

バイクやオートマにもOILで溶いたモノを流し込んでみたが

心配だった湿式ディスクの滑りも観られなかった

金属以外には定着しないのか?

定着しても直ぐに落ちてしまうのか?

エンジンOILの摩擦調整剤みたいな流動的に作用するモノとは違い

常着させるマイクロロンの特性が良いのか?

これは事故責任で頼むw

俺的には今までトラブった事がないので使用したい

 

かなりのスパンで様々な実験を繰り返した挙げ句

コレなしでは生きられない体になってしまった

そして壊れないから仕事が減ってしまう

取り扱い注意だね♡